HISTORY

ベティコです!グルメインフルエンサーやってます!
「もともと才能ある人なんでしょ?」と言われることがありますが、とんでもない!写真も動画もド素人からのスタートでした。
どん底シングルマザーだった私がグルメインフルエンサーに転生するまでの七転び八起きを紹介します。
どん底シングルマザーになる


普通に進学して、普通に就職して、普通に結婚して、普通に出産。そんな私が「THE普通な道」から脱線するきっかけになったのが「離婚」でした。
当時1歳の娘を連れて家を出た私は、29歳でシングルマザーに。部屋を借りるお金もなく、娘の出産祝いに手を付けざるを得ませんでした。そんなギリギリの生活の中、何とか正社員になったものの、病弱な娘は月の半分は熱を出す日々…。遅刻欠勤を何度も繰り返し、会社やご近所の皆様に多大な迷惑をかけながら何とか生き延びていました。大変すぎて当時の記憶はほとんどありません笑
仕事に穴を空けすぎて、いつクビになっても不思議ではなかったので、金銭面の不安がつのり、お小遣いの足しになればと、ネットの片隅でブログ(ワードプレス)を書き始めたのが全ての始まりでした。
運だけで公式トップブロガーになる


ブログを始めた2016年ごろ、最初は誰にも見てもらえず、何の反応もありませんでした。
「こんなブログを書いていても意味なんてないんじゃないか…」そう思いながらも細々と書き続けていたところ、人生最大級の奇跡が起きました。
たまたまブログを読んだサイバーエージェントの中の人がスカウトしてくださり、2017年6月なんとアメーバ公式トップブロガーになったのです。
「なんで私?」「絶対詐欺でしょ」「お金取られそうになったら逃げないと!!!」そう思いながら、恐る恐るアメブロデビューしたところ、3日でフォロワー1000人を突破。
当時は全力で子育てしていたので、「シングルマザーを楽しむ」というテーマのもと、編み物やキャラ弁づくりなど手作りについて書いていました。
日本一になって人気ブロガーに


アメーバ公式トップブロガーになって数か月後、ふとした思いつきで私の離婚の話を書き始めたところ、一気にバズり3万5000フォロワーを突破。
最高で1日92万PVを記録し、アメブロに君臨するレジェンド(オギャ〇さんやドキ〇さん)をごぼう抜き。全アメブロの中で1位に躍り出ました。
雑誌「サンキュ」で特集されたり、オリジナルグッズ企画の話が来たり、一躍人気ブロガーになりましたが…
一気に転落!天国の後は地獄


約半年後、大人気だった離婚シリーズを書ききった途端、フォロワーさんが一気に去っていきました。
たった1か月で約5000人のフォロワーさんを失い、ブログを更新してもアクセスが集まらなくなりました。もう何を書いていいのか分からず、完全に病みました。
他のトップブロガーさんは実力のある人ばかりで、さらにアクセスを集め活躍していました。
一方私は、イラストや漫画が描けるわけじゃなく、海外在住経験があるわけでもなく、DIYやファッションのセンスがあるわけでもない。
時々アメブロで「トップブロガー懇親会」なるものが本社などで開催されるのですが、この時期は欠席していました。あの場所に行くこと自体が苦しかった、私には何もないから。
アクセスもない、人気もない、個性もない。そんな私は人気ブロガーさんたちが集まる場所に行く勇気も気力もありませんでした。
私は本当にただのシングルマザー。文章を書いてるだけの何の特技もない人。「もうこのまま消えていきたい…」そう思っていたのですが…
突然、筆文字アーティストになる


人生40年もやってきて誇れる特技が何もない。落ち込む日々でしたが、ある日突然ひらめきました!
「何も特技がないなら、今から作ればいいのでは?笑」
人生100年時代、先はまだまだ長いのに「私何も出来ないから…」と言い続けて生きていくのは嫌だなと思ったんですね。
たまたま東京駅に行った帰りに相田みつを美術館に寄ったんですけど「私にも書けるんじゃね?」と大いなる勘違いをし、文房具屋さんで500円の筆ペンを買ってきました。



そして唐突にブログで宣言しました。「私、筆文字アーティストになります!」2019年のお正月明けのことでした。
まさかの注文殺到!人生は分からない


上手くなるまで待てなかった私は、筆文字を練習し始めてわずか3か月後、作品販売を始めました。
すると意外にも買ってくださる方が続々と現れました。
そしてお客さんからの「こういうの作れる?」という要望に応えるうち、カラーやデザインが増え、名前を使ったメッセージを書く「お名前ポエム」がメイン商品に。注文が増えていきました。


「色々あった家族の再出発の記念に書いてほしくて」という娘さん。
「お空に帰った子供の名前を書いてほしい」というお母さん。
全てのご依頼が特別なもので、涙ぐみながら制作することもありました。
誕生日や成人式、結婚や離婚、銀婚式や金婚式、喜寿や米寿のお祝いなど、たくさんのご依頼を受けました。
「注文して良かったです」「感動しました」など、喜んでいただけて本当に幸せでした。
再び病む。もうこれ以上書けない


その後、注文は増え続け、気付けば筆文字は5カ月待ちの状態になっていました。
それは5カ月先まで自分の休みが全て制作で埋まってしまうということです。どこにも出かけられません。。
私はフルタイムで働く正社員ママで、週2日の休みを使って筆文字制作をしていましたが、常に納品に追われる日々になりました。
筆文字以外の作業、振込のご案内や梱包・発送にも時間がかかり、1つの注文に対して100枚近く書いてました。書いても書いても、言葉が上滑る感覚が拭えなかったです。
様々なご注文をいただく中「どんな言葉を並べても、この方の悲しみ苦しみには到底及ばない…」と思い悩み、何日もかけて制作したものを作り直すことも。
心身共に少しずつ疲弊していった私はついに限界を迎え、新規の注文をストップ。半年後全ての納品を終えて、丸2年間の筆文字販売に終止符を打ちました。
泣きながらインスタを始める


ブログは相変わらず人気がない。自分で勝手に始めた筆文字活動も挫折。そんな私は逃げる先を探していました。
その頃、ちょうど見つけたのがインスタを学べるオンラインサロンでした。
2021年、初めてオンラインサロンというものに入り、優秀な師匠や仲間から大きな刺激を受けました。
この頃のことはアメブロの方に四コマ絵日記で書いています→「凡人がインスタでフォロワー1万人になった話」



泣きながら〇ぬほど頑張った結果、2021年秋、アカウント開始10ヶ月でついにフォロワー1万人を突破!
大手コンビニのイベントや、食品関連のお仕事が来るようになり、これまで知らなかった世界を見ることができました。
再び病む!減り続けるフォロワー


フォロワーさんが1万人を超えればもう安泰!インスタを始めるまではそう思っていましたが、まったくそうではありませんでした。
発信内容が飽きられてしまった私は、フォロワーさんが増えなくなるどころか、じりじりと減っていきました。
最高で1万3000人を超えていたはずのフォロワーさんが、気付けば1万1000人に。
企業のイベントにも呼ばれなくなりました。爪痕を残して企業のお役に立たないと、次からは呼ばれないんですよね。当然です。
ちなみにインスタグラマーだけでなく、YouTuberさんやTikTokerさんも呼ばれますので、本当にすごい人がたくさんいて、そのことにも病みました。



ちなみに、どこへ行っても私が一番年上でした!笑
逃げる!公式トップブロガーを辞める


2022年はまさに絶不調。インスタもブログも全然更新しなくなりました。
そして「公式トップブロガー」という肩書から逃げ出したくなったんです。
「あの人トップブロガーなのに全然更新してないし、人気ないじゃん」と思われることが怖かったんですね。
実際はそんなこと言われるほどの人気もなく、アンチコメントも全くつかなくなってたんですがw
「もう辞めさせてもらおう。」そう決意して、丸5年間のトップブロガー生活を終わらせることにしました。
ピンチ!フォロワー1万人を切りそう


トップブロガーを辞めてブログを書かなくなった上に、ほとんどインスタも更新しなくなった私。
当然フォロワー数は下がり続け、このまま行くと再来月には1万人を切ってしまうペースで減っていました。あんなに頑張って1万3000人までいたのにと思うととても悲しかったのですが、仕方がありません。
「最後にめっちゃ美味しいもの食べて、いさぎよく散っていこう!」
この時2023年春。コロナも開けたことだし、友達と会って美味しいもの食べるぞー!元気だしてこー!と決意しました。
ある日突然、路線変更して再出発


というわけで、突然の路線です!笑
それまでインスタで「コンビニで買える低カロリースイーツ」を主に投稿していましたが、「食べたいものは早く食べないと!」「会いたい人には会えるうちに会っておかないと!」という気持ちで、友達と行ったカフェやレストランの投稿を始めました。
アイコンも少し変更!周りにこれでもかと食べ物を並べて再出発しました。
捨てる神あれば拾う神あり


次第に飲食店から「ごちそうするので、動画を撮影してインスタに投稿してもらえませんか」というご招待DMが届くようになり驚きました。
ご依頼いただいて嬉しかったので、全力で動画を作って投稿しました。すると飲食店の方たちがとても喜んでくださったんですね。
「私、まだ誰かの役に立てるんだ(´;ω;`)」そのことが嬉しくて、夢中で投稿するようになりました。



こうして私は、思いがけず「グルメインフルエンサー」にたどり着きました。その後の続きのお話はまた書きます!


